*お水取り

e-kanten2005-01-10

古都東大寺の二月堂。2月から3月にかけて修二会、別名『お水取り』が行われます。終わりは、奈良の春を告げるそうです。テレビでご覧になった方も多いかと思います。暗闇。観衆。そこにふりそそぐたいまつ、火の粉。それを浴びた人は一年間無病息災ですごせる。ごりやく。暗闇のなかの灯火。美しさを感じるのは私だけではないかと・・・
『寒天屋』の朝は早い。信州に『かんてん』づくりが根づいてから160年以上。人々は口をそろえます。

製造期間は11月から3月。厳しい寒さ。内陸性気候の寒暖の差を利用します。日本の屋根、アルプスと澄みわたる空。アルプスに育まれた最上の湧水。そんななか製造がおこなわれます。この冬の仕込みも始まりました。

『お水取り』の火の粉が春の訪れを告げる。早朝5時に灯る釜の火。信州に冬の訪れを告げます。