2005-02-19 Saturdayコラム (写真は、明け染めぬ今朝の東山、製造現場より望む)相国寺の伽藍を下弦の月が照らす。将軍足利義政「無明長夜とは、わしのことか。」「いったい、わしは、人生で何人と話をするだろうか。」 飾り物の、と形容された人の一生涯。管領、実力者、乱。風雲急を告げる時代。箸の上げ下げまで、黒子にやってもらうことができた。明かりの無い長い夜に自由の無い傀儡将軍。 生涯で何人の人と話しをするだろうか。