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観る者を熱く魅了した
銀盤の競演。フィギュアスケート全日本選手権。
トリノへの切符、
代々木第一体育館。
そこから、青山一丁目、
左折して三宅坂方面へ。
赤坂警察署をちょうど過ぎた所に
お稲荷さんがある。
それは誰でもが知るようにきつねの社。
それが祀られる場所は必ずといっていいほど決まっていて
古墳時代の古墳跡。
ヒトは古来から無意識のうちに場所に対する記憶を持っていて、
ヒトが現在尊い場所とするのは、古来から同じだと。
古墳時代から更に遡ると、そういった場所は
ヒトと畏怖の異界との境界線であったという。
縄文・石器時代と遡ると、そういった場所は中沢新一氏がいうように“ミシャグジ空間”と呼ばれる。
- 作者: 中沢新一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06/01
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石神井公園というのがあるけれども、これも、“シャクジイ”=“ミシャグジ”空間と同義で、
同じく古代からヒトが尊い場所としている場所が、ヒトの記憶の中を受け継がれ現在に残っているよい例。
多少の語弊を許していただけるなら、
出雲の大社。伊勢の心の御柱。諏訪の御柱。もこれらと同じ“ミシャグジ空間”
もう数日で、詣でのときがきます。
ひと時先に失礼いたしました。ありがとうございます。