食の履歴・トレイサビリティー2006/1月、4日目

e-kanten2006-01-08

南向きに“かいりょう(寒天をのせる木の枠)”が

引き下げられました。

今日は4日目です。

初日から3日目くらいの早いうちには“かいりょう”を

傾けません。そのときは、まだ水分がほとんど抜けていないです。

傾斜をつけてしまうとその重みで、寒天自体が型崩れをして、

形状が悪くなってしまいます。

天気と寒天の様子を毎日絶えず気にかけて、

いろいろな手をかけてあげます。

雪が降れば、それを避けるために寒天を積む。

凍結・乾燥が進んだ過程で陽射しが強ければ、

日焼けによる色の劣化を防ぐため、やはり寒天を積む。

傾斜させた“かいりょう”の下部の寒天が乾きが悪ければ、

“ふりかえ”といって、“かいりょう”の向きを上下逆にする。

天然寒天製造にとって貴重な冬という季節は、

従業員一同「よい寒天を作ってる」という緊張感に溢れ、

最高級寒天を皆様にお届けするために製造に取り組んでいます。