食の履歴・トレイサビリティー2006/1月、4日目
南向きに“かいりょう(寒天をのせる木の枠)”が
引き下げられました。
今日は4日目です。
初日から3日目くらいの早いうちには“かいりょう”を
傾けません。そのときは、まだ水分がほとんど抜けていないです。
傾斜をつけてしまうとその重みで、寒天自体が型崩れをして、
形状が悪くなってしまいます。
天気と寒天の様子を毎日絶えず気にかけて、
いろいろな手をかけてあげます。
雪が降れば、それを避けるために寒天を積む。
凍結・乾燥が進んだ過程で陽射しが強ければ、
日焼けによる色の劣化を防ぐため、やはり寒天を積む。
傾斜させた“かいりょう”の下部の寒天が乾きが悪ければ、
“ふりかえ”といって、“かいりょう”の向きを上下逆にする。
天然寒天製造にとって貴重な冬という季節は、
従業員一同「よい寒天を作ってる」という緊張感に溢れ、
最高級寒天を皆様にお届けするために製造に取り組んでいます。