「やりなおせると思うなよ」

「今日死ぬかのように生きなさい。」

ということばに「ほぼ日」で言及がありました。

『「明日することを、今日やるな」、明日のキミに期待だ。』

と、エールで結ばれています。

 

ここでは、逆の事例を紹介します。

隙なく構え、切れ味鋭いスイング、ライナーがグラウンドに突き刺さる。

「類なき打撃の求道者」榎本喜八さんです。

何本ヒットを打とうが納得がいかなければ不機嫌な顔を見せた。

独自の世界に生きた天才児。

打つことに取りつかれた純真な野球人。

終わりのないテーマに挑み続けた姿は迫力と恐れを併せ持っていた。

晩年はベンチで座禅を組むなど、奇行ともとれる言動があったそうです。

 

まさに剣禅一致だと思います。

日常の一挙手一投足が禅であり求道であり、剣であった。

なりふりかまわず、一心不乱に物事を行うひとを「奇」と笑うのではなく

「希」や「貴」と暖かくとらえたいです。