レポートVol.3−6日目

e-kanten2005-02-25

昨日につづき、この釜(寒天は釜で煮込まれるので、一日の製造分を釜という単位で呼ぶ)は積まれたままです。

「ひろげて」日光により乾燥を促すか、それとも、「積んだまま」で、静かに待つか。

刻々と変化するあらゆる気象条件。どうすれば、最上級の天然寒天に仕上げられるか。


職人と、庭衆(干し場の管理者)は、たえず、勘を働かせます。


ひろげるか。つむか。

つむか。ひろげるか。


たったそれだけのオルタナティブな選択の中にCPUや、アメダスに任せられない聖域があります。

信州産の天然もの糸寒天を製造しているのはこの「ほしば」だけです。