「‘これ’を‘こういうふう’に‘こう’やってみて。」

私は、数日前言いました。

伊那西スケート場で生徒に言ったんです。

 

「これおいしいからだまされたと思って食べてみて。」

「感覚の物々交換」のくだりの続きです。

 

こそあどことばってありますが、

わたしは、そのうち‘こ’しか言ってないんです。

‘こ’‘こ’‘こ’まるでおかしなことばです。

‘これ’って‘どれ’で

‘こういう’って‘どういう’で

‘こう’って‘どう’なんて言われたら困ります。

そんな返事は返ってきませんでした。

LIVE感がありますから。

私は、身振り手振りで実際に滑りながら伝えたんです。

‘こ’が指しているのはその時その瞬間の何かしらです。

その時その瞬間に目の前にいてくれたひとにしっかりと伝わるんです。

こうして伝わる意思疎通ってすごい貴重だと思います。

アイドルや歌手がLIVEを大切にして、お客さんも楽しみに行くのは、

臨場感のある意思疎通を求めているんだと思います。